続編☆やっと捕まえた
こちらに帰ってから、2週間くらいした頃だった。

いつものように、歩いて病院へ。

遠くから、「ママ〜!きたよ!」
「えっ?振り返った。真美〜!」
足元に捕まる真美。
「葵。いい子にしてたのか?」
やっぱりイケメンの直人。
私が選んだブルーのシャツにジーンズ。
「直人…!会いたかったよ〜!ぎゅー!
直人の匂いだ!」
「葵…身体どう?」

「たまに、お腹張るんだけどね…。」
「気をつけないとな?」
「直人、ありがと。側に居てくれるだけでいいの。それだけで私が私で居られるんだよ…。」
俺は、今だに、かわいい事を言う葵が
愛おしい。


3人で手を繋ぎ病院へ。


「おっ!葵!どうだ?体調は?」
「カナめん、順調よ!」

「葵…。こいつは?」何か冷たい視線!

「直人…。カナめんは、中学の同級生なの、ここの医院長よ!」

「そうなんだ。ふ〜ん。で葵とは?」

「いや〜。隠せませんね。昔、好きでした。でも、いまは…ね。」

「まぁいい、葵は、俺のものだからね」
グイッと私を引き寄せ抱きしめた。


「あんまり、見せつけないで下さいよ。
一人ものの俺には、毒です。はぁ〜。」
「ごめんね。カナめん。」
にっこり笑ってくれた。
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