無限の青空
青龍の姫
しばらくして目が覚めた。
結構長く寝ていたような気がしたが、ケータイで時間を確認すると、意外にもそこまで時間は過ぎていなかった。
それから、寝る前に感じていた誰かの視線も、もう感じなかった。
………教室に行くか。
グッと伸びをして立ち上がる。
昇降口から校内に入る。
1年の教室に案内する為に壁に貼られた矢印の紙に従い、歩き出す。