無限の青空
ーチャイムが鳴り、授業が始まる。
とても、授業をしているようには見えないが。
日向は開始早々、寝に入る。
それぞれが、好き勝手に行動しているのを、ぼんやり眺めていると、隣から視線を感じた。
ゆっくりと視線を向けると、ヘラヘラして色気を放出しまくっている渚が言う。
「真広チャン、今夜俺と「黙れ。」
言葉を遮ると
「イヤだわ、この子~。俺の言葉遮った上に、この暴言。口悪いよ~、ドライだよ~。渚クン傷ついちゃうよ~ん。」
シクシクと、わざとらしい泣き真似をしている渚を横目に、今更ながら、この席になった事を後悔した。