無限の青空
ーーキーンコーンカーンコーン
‥キーンコーンカーンコーン
本日、8回目のチャイムが鳴る。
つまり、4時間目終了のチャイムだ。
すると突然、目の前の日向が、ガバッと起き上がる。
1時間目から今まで、ずっと寝ていたのに、昼休みになった途端起きるとは。
タイミングが、良すぎではないだろうか。
「真広っ、早く行こ!」
「ん。」
日向と2人席を立ち、教室のドアへ向かう。
授業中、ずっとケータイを弄っていた渚が
「ちょっとちょっと~、お二人さん。俺を置いてくことないでしょうに~。」
言っている割には、ゆっくりと歩いて着いてくる。