無限の青空
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。
教室に戻る為、座っていた机から下りる。
座ったまま、立ち上がる気配のない、伊吹と渚はサボるようだ。
特に気にせず響、類、日向が出て行く所を見ると、珍しい事ではないらしい。
納得した私は、ゆっくりと歩き出す。
「授業頑張って~真広チャン。」
「そうだぞ、ちゃんと勉強しろよ」
他人事のように言う渚と伊吹。
渚はともかく、伊吹にだけは言われたくない。
留年野郎を少し睨んで、ドアを閉めた。