無限の青空
響が言った雰囲気も同感だわ~。
凛としているけど、儚い。
「姫さんさぁ~、時折、酷く冷たい瞳すると思わねぇ?」
「あぁ。冷えきってんだろうな。そんで、何かを背負って生きてる。」
サラッと言った伊吹。
馬鹿だけど、そういう事は気づく奴だわ~。昔っから。
俺にも、他の奴等にも過去がある。
俺達が姫さんの過去を、姫さんが俺達の過去を
知る時がくんのかねぇ。
それは、そう遠くない未来の気がした。
【渚side 】END