無限の青空

こんな話をしていたら、もういい時間になっている。現在8時15分。

この辺で止めておこう。

鞄を持ち、リビングを出る。


玄関で茶色いローファーを履いて、「行ってきます。」と小さく呟き、誰もいない1人で暮らすには大きすぎる屋敷を出る。
この屋敷は凛条の別荘だ。

玄関の扉に鍵をかけ、家の前に止まっている白い高級車に乗り込む。


どうやら、運転するのは凛条グループの人間ではなく、暁組の人間のようだ。
まぁ、どちらでも構わないが‥‥。

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