無限の青空

…はぁ。

その光景を見ている此方も疲れる。


冷めた視線を送る、私と日向に気づいた類が、苦笑しながら近づいて来る。


それに他の3人も続く。


「真広、待たせてごめんね。日向から話は聞いてる?」

類がやつれた気がするのは、気のせいか。

「…ん。」


「そう、じゃあ行こうか。」

響はともかく、伊吹、日向、渚が大人しく着いてきているのは、類のオーラが若干黒いからだろう。


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