無限の青空
響は1人掛けソファーに座り寝ている。
…どんだけ寝れば気が済むんだ。
伊吹は、いつの間にかテレビの前に移動した日向と、ゲームをしている。
「真広、何か飲む?」
紳士な類が聞いてくる。
「…何があるの」
「今あるのは、コーヒーと紅茶、オレンジジュースにコーラかな。ちなみに紅茶は、レモンティーとミルクティーがあるよ。」
…レモンティーとミルクティーどちらにするか。
「…ミルクティーがいい。」
「了解。」
テレビの前では、伊吹と日向の熱い戦いが、繰り広げられている。
「てめぇ日向!俺様の妨害するとはいい度胸じゃねぇーか!!」
「はっ、そんなとこに伊吹がいるから悪りぃんだよ!」
「お前みたいなチビが、俺に勝とうだなんて百年早ぇわ!」
「今、チビは関係ないだろっ!」
「うるせぇ!兎に角お前は「そろそろ黙ろうか。」
黒いオーラを纏った類がふたりの喧嘩を強制的に終わらせる。
黒いオーラを消した類は、ニコッと笑い、私にミルクティーを渡してくれた。
「…ありがと。」
「うん、どういたしまして。」