無限の青空
ミルクティーを飲んでいると、手前の2人掛けソファーに座っている渚が、此方をジロジロと見てくる。
「……何。」
「いや~、ミルクティー飲んでる真広チャン、カワイイな~と思ってたワケよ~」
「…。」
「え、そこで無視する~、渚クン悲しい。類クン慰めて~」
「…ははは。大丈夫?」
「わ~、すげぇ棒読みじゃねぇ~の。てか、目が笑ってなくて怖ぇから。」
「そろそろ、真広の紹介しに行こうか。」
「俺に対する扱いが、雑過ぎると思うのよね~」
そんな渚の言葉を見事にスルーした類は、響を起こし、伊吹と日向に声を掛ける。
6人でぞろぞろと1階に下りる。
…面倒だ。