無限の青空

新入生達は、昇降口に向かって歩いて行く。

さて、どうするか‥。

学校には来たものの、やはり入学式に出る気にはならない。‥‥‥サボるか。

決断したところで、サボり場所を探すため新入生達と別の方向へ足を踏み出す。





しばらくブラブラ歩いていると、中庭らしき所を見つけた。静かでいい。

まだ、つぼみの状態の桜の木の根元に腰を下ろす。


ぼーっとしながら、新入生達は今頃体育館でつまらん話でも聞いてるんだろう‥否、ここは不良校だ。真面目に話を聞いている人はごく一部で、大半は騒ぐか寝てるかのどちらかだろう‥‥何てどうでもいいことを考える。

入学式に出席すらしていない奴が何言ってんだって話か‥‥。









< 9 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop