【短編】バスケ部の不良野郎【BL】
おまけ
「あいつの彼女、高身長ばっかだよなあ」
街中で彼女とデート中の洋平を見つけ、瑞稀と咲夜が尾行をしていた。
「ま、本命がでかいからな」
「洋平の本命知らねえや」
「たぶん咲夜は一生知れないと思う」
咲夜は瑞稀の言葉など気にせずに洋平たちの監視を続けた。
「でかいって、何センチあんの?」
「189センチ」
「うわあ…それ暁月と同じじゃん…」
「そうそう」
「あと音駒…」
「じゃ、そろそろ行くぞ」
咲夜の無駄な補足を無視して、瑞稀は目的地へと向かった。
「ちょっとくらい待てよ」
咲夜はスタスタと歩く瑞稀を追いかけた。
fin.