3日限りのルームシェア
・・・午前1時

「眠れない・・・」
眠れないのは久しぶりの布団のせいだけではない。
樹を悩ましてる原因は風呂上がりの知香のせいだった。
「・・・だからあれは反則だって・・」
樹は身体を起こすと大きなため息をついた。
はっきり言って日本でもアメリカでももててたと思う。
よくアプローチされてたからね。
でも特定の彼女は作らなかった。
まー男だから・・それなりに色々あった。
その辺も不自由しなかった。
それがどうだ?本気の女には何もできない。
ちょっとしたしぐさや格好に一喜一憂してる俺って
どんだけヘタレなんだ?!
正直会うまではちょっとだけ自信があったが
実際合うと・・・これだ・・・
なんかいろいろと彼女の事を考えたり妄想したり
人格崩壊しそうだ。
参ったなー・・・
樹は再び溜息を着くと
「水・・・飲んで・・・本気で寝る」
そう言って部屋を出た。

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