3日限りのルームシェア
最初は関わりたくないと思い、一度は気付かないふりをして
そのまま行こうとも思ったのだが
何となく女の子の声が気になって、2人のいる方へと
ゆっくり歩いていった。
するとそこには、茶髪でチャラそうな上級生が、梓と口論していたのだった。
梓とは喋った事などなかったが、声をかけずにはいられなかった。
「そこで、なにやってるんですか?」
知香の声に2人が知香の方を見た。
茶髪の上級生は邪魔するなと言わんばかりの視線をなげかけるが
知香の口は止まらなかった。
「彼女、めっちゃ嫌そうな顔してますよ。」
「お前には関係ないだろ。あっち行けよ」
だが知香は引き下がらなかった。
「いやいや、こんな現場見ておいて、はいわかりましたってわけには
いかないんです。これってどう見てもラブラブな雰囲気じゃないですよね」
男はバツの悪そうな顔でチッと舌打ちをすると、そのまま階段を下りて行った。
その間梓はずっと無言だった。
「なんなのよね~。あの男、女の子に暴言とか最低、手はだされなかった?」
知香は初めて梓に話しかけた。だが返って来た言葉は意外なものだった。
「助けてくれなくてもよかったのに」
そのまま行こうとも思ったのだが
何となく女の子の声が気になって、2人のいる方へと
ゆっくり歩いていった。
するとそこには、茶髪でチャラそうな上級生が、梓と口論していたのだった。
梓とは喋った事などなかったが、声をかけずにはいられなかった。
「そこで、なにやってるんですか?」
知香の声に2人が知香の方を見た。
茶髪の上級生は邪魔するなと言わんばかりの視線をなげかけるが
知香の口は止まらなかった。
「彼女、めっちゃ嫌そうな顔してますよ。」
「お前には関係ないだろ。あっち行けよ」
だが知香は引き下がらなかった。
「いやいや、こんな現場見ておいて、はいわかりましたってわけには
いかないんです。これってどう見てもラブラブな雰囲気じゃないですよね」
男はバツの悪そうな顔でチッと舌打ちをすると、そのまま階段を下りて行った。
その間梓はずっと無言だった。
「なんなのよね~。あの男、女の子に暴言とか最低、手はだされなかった?」
知香は初めて梓に話しかけた。だが返って来た言葉は意外なものだった。
「助けてくれなくてもよかったのに」