あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。
「シュガー、あのメイドの発言、どう思う。 それと、そのときお前は一緒にいなかったのか?」
「ああ。 なぜかあの時、まおがなにをしているのか、どこにいるのかがわからなくなっちまったんだ。 まおとつねに繋がれていた通信が突然途切れちまったような……」
「そのとき中庭に“誰か”がいたのは確かなのかもな。 まおはそれを感じ取り、中庭に行ったんだろう」
シュガーも大きく頷いた。
「中庭を、調べて来よう」
俺らは図書館を後にして、中庭に向かった。