憎たらしいほど君が好き
「悪いなー夕陽!お、霞も一緒か!」
真人が戻って来た。
ギクシャクのギの字も無いような自然さだ。
「お前ら飲んでるもん逆じゃね?」
不思議そうに首を傾げる。
「取り間違えたのか?」
「んな訳ないでしょ、私でも無いわ」
バカなのか、こいつは。
また明るく笑う真人。
胸がきゅんとする。
やっぱり、好きだ。
「あ、霞。今日放課後残っててな、話あっから」
ちゃんと笑えているだろうか。
「分かった!」
「おう」
真人ー、とどこかから真人を呼ぶ声が聞こえた。
「うーす今行く!夕陽、行くぞ」
クルリと背を向けて真人が歩きだす。
「…俺は慰めないよ」
それまで口を開かなかったが、夕陽は誤魔化せなかったらしい。
やっぱり来なかったら良かったな。
今日は厄日だ。
真人が戻って来た。
ギクシャクのギの字も無いような自然さだ。
「お前ら飲んでるもん逆じゃね?」
不思議そうに首を傾げる。
「取り間違えたのか?」
「んな訳ないでしょ、私でも無いわ」
バカなのか、こいつは。
また明るく笑う真人。
胸がきゅんとする。
やっぱり、好きだ。
「あ、霞。今日放課後残っててな、話あっから」
ちゃんと笑えているだろうか。
「分かった!」
「おう」
真人ー、とどこかから真人を呼ぶ声が聞こえた。
「うーす今行く!夕陽、行くぞ」
クルリと背を向けて真人が歩きだす。
「…俺は慰めないよ」
それまで口を開かなかったが、夕陽は誤魔化せなかったらしい。
やっぱり来なかったら良かったな。
今日は厄日だ。