お伽草子

戸惑い

「だね。レンズをガラスに替えようかな?それだったら、多分目がクラクラする事もないだろうし」
  と誄架が言うと


「ねえ、誄架先輩絶対に僕に関心があるよね?だって普通視力の良い人って、度が入った眼鏡なんてかけなでしょう?」


  不意打ちにそう唯斗に指摘されて
「ま・まあね……」
  と耒架は焦ってそう言った。


「って言うか、もしかして誄架先輩って欲求不満だったりして。なんなら僕が相手しやてっても良いよ」
  と唯斗は言うと誄架の顎を手でクイっと持ち上げると、素早く誄架の唇を奪った。
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