お伽草子
  だが学生生活を終えればいつまでも親のスネをかじったままの、所謂(いわゆる)プー太郎でいると言う訳にはいかない。


  だからそんな現状を踏まえた上で耒架は絵画の基礎知識を、しっかりと身に付けたいと思っていた。


  つまり絵画の基礎知識をしっかりと身に付ければ、今後『アニメーターやイラストレーターそして美術教師』などの職業の選択肢の幅が広がる事にもなる。


  だからこそ耒架の意識下には常に好きな絵と生涯関わって生きていけるのなら、たとえ形が変わった職種に就く事さえも、い問わないと言う確たる意志が心の根底にあった。
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