私の恋友達以上◯未満
それから、一年と時は過ぎ。

高校三年生となった。

私の進学は東京に決まった。

相変わらずの孤立。

親友が一人出来たけどクラスは別。

この2年毎日同じことの繰り返し

言われっぱなし。

逃げっぱなし。

‘もう最期だし、何かやらかしたい・・・’

この高校生活を変えたい。

そう決めた矢先だった。

夏の文化祭がきっかけとなり、私にも新しい風がふく。

絶対仲良くなれない!! そう思っていた

からかいの中心的な3人組と

打ち解けられるようになる。

同級生達の私への見方がみるみる変わっていき

今までにはない、happyLIFEが始まった。


冷たかった異性が急に優しくなる・・・

私を気にかけてくれるようになる・・・

開かずの扉が開かないはずはなく

好きにならないはずがなく。

ひとつ違ったのは

恋心がわからなくなっていた。

憧れなのか?恋なのか?

自分に問いかける日々。

ただ

ただ

時間はすぎてゆく。

もっと皆と打ち解けるべきだった・・・。

夏の文化祭、クラスの出し物は

優秀賞。

人は変われると実感した瞬間。

私に‘たいへんよくできました’を神様がくれた
瞬間だった。





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