ハコイリムスメ。
「ああ、兄貴に聞いたんですよ。で、俺が話しましたー」
発信源はお前かよ、サト!
「…サトなんだって?」
「ええと、『鮮やかな巴投げで勝利を飾り、わなわなとふるえる木彫りを指さしてちとせは言ったんだ。
「お前はもう死んでいる!」』
って、兄貴が超笑いながら」
「かっこいいー!!!」
なゆちゃんの叫び。
っていうか、んなこと言ってねーよ!
「ちょっと、お前の兄貴は間違いすぎてる…」
「今学校で大流行ですよ、「お前はもう死んでいる」って」
あっそう…
心底どうでもいいと思いながら、俺は今度学校に行ったときに他に何を話したのか洗いざらい吐かせようと決意した。
つーか、最低限、事実を曲げるなよ!
…そしてトオル。
頼むから、俺がンなこと言ったと本気で信じないでくれ。
素直は良いけど、ほどほどに…
マジ頼むよ。
「谷神さん、言ってくださいよお!聞きたいです!!」
なゆちゃんがせがむ。
言いませんって。
ていうか、言ってませんって。
発信源はお前かよ、サト!
「…サトなんだって?」
「ええと、『鮮やかな巴投げで勝利を飾り、わなわなとふるえる木彫りを指さしてちとせは言ったんだ。
「お前はもう死んでいる!」』
って、兄貴が超笑いながら」
「かっこいいー!!!」
なゆちゃんの叫び。
っていうか、んなこと言ってねーよ!
「ちょっと、お前の兄貴は間違いすぎてる…」
「今学校で大流行ですよ、「お前はもう死んでいる」って」
あっそう…
心底どうでもいいと思いながら、俺は今度学校に行ったときに他に何を話したのか洗いざらい吐かせようと決意した。
つーか、最低限、事実を曲げるなよ!
…そしてトオル。
頼むから、俺がンなこと言ったと本気で信じないでくれ。
素直は良いけど、ほどほどに…
マジ頼むよ。
「谷神さん、言ってくださいよお!聞きたいです!!」
なゆちゃんがせがむ。
言いませんって。
ていうか、言ってませんって。