貴方が残してくれた居場所




え、何の音だよ。




ぎゅうううううう


華「ぐぇっ」


 「華―夜♪おはよ」


華「(怒)ちぃちゃん?

  ...痛いんだけど」


智「わーーー。ごめん(棒読み)」


こいつ悪いと思ってないな。


華「っち。んまぁ、おはよ」


智「ん、おはよ
  入学式来るなんて珍しいね(笑)」


華「ママが中学校のは
  出ろよ?って脅してきた」



あれは怖い。


だって小声で言ってくるもんだから…



智「あー(笑)
  華夜ママがやりそうな事だね」


ほんとにあれはやめてほしいよ。


智「今日帰るの?」


華「ん。迎え来るし」


智「…ねぇ華夜?

  小6くらいからそればっかしだよね。

  いつも迎えに来てる人って誰?

  華夜ママじゃないとすると誰なの」



智恵美に龍斗の事まだ言えない。


変に過保護なところあるから


絶対に心配するだろうし。


華「あー従兄弟だよ」


智「ほんとに?」


華「ほんと」


言える時が来るの待ってほしい。



ごめんね、


智「そっか。わかった。
  じゃあ学校でね。バイバイ」


スタスタ・・・






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