スプリング×ラブ!
小首をかしげて笑う顔がツボに入って、顔が赤くなった。両手で顔をおおうと、何を勘違いしたのだろうか春が「えっ花粉症悪化した!?」と小さく叫ぶ。
「悪化した………」
「大丈夫!?」
「違くて。つまり………『キスしていいですか』?」
「へっ?ちょっとタンマ!!」
「………無理な相談だね」
きつく抱き締められて、そのままキスをされる。
(「あちゃー、やられたよ。てか坂井くん、質問してすぐしたんじゃ意味無いよ」)
しばらくするとキスが深くなってものを考えている余裕がなくなった。
再び口から空気を吸ったあと、春は後ずさってから透夜に言った。
「好きだよ坂井くんっ!」
「……なんで距離とるの」
「うん、いろいろ事情がね!」
春は桜の木に向かって走る。
「……あーそー」
透夜は大きく溜息をつきながら、まあいいかと頭の隅で考えている自分に苦笑する。
「悪化した………」
「大丈夫!?」
「違くて。つまり………『キスしていいですか』?」
「へっ?ちょっとタンマ!!」
「………無理な相談だね」
きつく抱き締められて、そのままキスをされる。
(「あちゃー、やられたよ。てか坂井くん、質問してすぐしたんじゃ意味無いよ」)
しばらくするとキスが深くなってものを考えている余裕がなくなった。
再び口から空気を吸ったあと、春は後ずさってから透夜に言った。
「好きだよ坂井くんっ!」
「……なんで距離とるの」
「うん、いろいろ事情がね!」
春は桜の木に向かって走る。
「……あーそー」
透夜は大きく溜息をつきながら、まあいいかと頭の隅で考えている自分に苦笑する。