スプリング×ラブ!
She loves spring!
「あれー?坂井くんは?」
昼休み、彼女は誰にともなく問いかけた。
予定では、「○○室行ったよー」と具体的な答えが返ってくるはずだった。
「透夜?さあねぇ。あの子気分屋だからー」
透夜の取り巻きの女の子から返ってきた答えとも言えない答えを、少し残念に思う。
「そっか」
春はつまらなそうに俯いた。
そこに夏香が寄ってきた。
「春ー、中庭行くでしょっ?」
手には鮮やかな水色のバンダナに包まれたお弁当と、ペットボトルに入ったお茶。
満面の笑みで春が頷くと、2人は連れだって教室を出た。
昼休み、彼女は誰にともなく問いかけた。
予定では、「○○室行ったよー」と具体的な答えが返ってくるはずだった。
「透夜?さあねぇ。あの子気分屋だからー」
透夜の取り巻きの女の子から返ってきた答えとも言えない答えを、少し残念に思う。
「そっか」
春はつまらなそうに俯いた。
そこに夏香が寄ってきた。
「春ー、中庭行くでしょっ?」
手には鮮やかな水色のバンダナに包まれたお弁当と、ペットボトルに入ったお茶。
満面の笑みで春が頷くと、2人は連れだって教室を出た。