スプリング×ラブ!
「今日のお弁当はねえ!サンドウィッチなんだよーっ!」
「へえ、ピクニックみたいじゃん」

そう言う夏香に対して、レモンティを飲んでから頷く。

「でしょ!お母さんが『いつも以上に頑張って作ったんだから、残さず食べてね』って言ってたの~!だから、夏香にも分けてあげるね」
「うん、ありがと」

春は大きな笑顔でもう一度頷くと、プラスチックの使い捨てパックを開けた。
卵サンドにハムサンド、ジャムサンドに、生クリームとフルーツのサンド…

「ほおお!最高!」

(「こんなに嬉しそうにサンドウィッチ眺める女子高生なんて、そうはないないよなあ」)
夏香は、春が小さな子供と同じように目を輝かせるのを見て、ぼんやりとそんなことを思った。



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