スプリング×ラブ!
「スーパーって、おつかい?」
「…うん」

透夜は鼻をすすった。

(「あー辛い、目が痒い。あの親ー……」)

「随分具合悪そうだけど、風邪ひどいの?」
「……朝も言ったと思うけどさ、風邪じゃないから」
「えっ!そんなこと言ってたっけ!?」

だめだ、と透夜は心の中で頭を抱えた。
コイツと会話してると無駄に疲れるんだ、とまともに会話をするのをやめようと思う。

「……まあいいよ」
「あ、じゃあ…え、もしかして花粉症とか!?」

春がズバリ言い当てたので悔しくなって、アレルギー性鼻炎だよ。といい返した。

「アレルギー性鼻炎?」

(「聞いたことないなー。……もしかして難病!?」)

「な、治るのそれ!?」
「治んないよ」
「えええ!!」




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