スプリング×ラブ!
「あ、そだ。透夜」
谷原が思い出したように言った。
「なに」
「生徒手帳受け取った?」
「誰から」
春が口をはさむ。
「あれ、谷原くん昨日届けてくれたんじゃないの?」
「ちょうど透夜が出掛けてたんだよー。で、おばちゃんに渡したんだけど」
「知らないよ、俺」
あれーおかしいなぁ、と彼は頭を掻いた。
透夜はどうでもいいよ、と呟いた。
春は、いい天気!と機嫌よく笑った。
「……雨降ればいいのに。それかせめて曇り」
「ふぎゃ!なんで!」
「…花粉飛ぶじゃんかよ」
「ちゃんと薬飲んでねっ!」
春は前に夏香を見つけて、うれしそうに駆けていった。
「夏香ぁ~!」
「バカみたいなヤツ」
「かわいいじゃん山口は~」
「お前、変わってるね」
「変わってんのは透夜!山口のことなら、1万人中9999人は可愛いって言うし!」
「俺、1万分の1人かよ」
谷原が思い出したように言った。
「なに」
「生徒手帳受け取った?」
「誰から」
春が口をはさむ。
「あれ、谷原くん昨日届けてくれたんじゃないの?」
「ちょうど透夜が出掛けてたんだよー。で、おばちゃんに渡したんだけど」
「知らないよ、俺」
あれーおかしいなぁ、と彼は頭を掻いた。
透夜はどうでもいいよ、と呟いた。
春は、いい天気!と機嫌よく笑った。
「……雨降ればいいのに。それかせめて曇り」
「ふぎゃ!なんで!」
「…花粉飛ぶじゃんかよ」
「ちゃんと薬飲んでねっ!」
春は前に夏香を見つけて、うれしそうに駆けていった。
「夏香ぁ~!」
「バカみたいなヤツ」
「かわいいじゃん山口は~」
「お前、変わってるね」
「変わってんのは透夜!山口のことなら、1万人中9999人は可愛いって言うし!」
「俺、1万分の1人かよ」