スプリング×ラブ!
「言われてみるとー……変な感じだね!」
「あ、春。昨日メール返ってこなかったけど気付いてた?」
「あー、ごめんねぇ夏香。私うっかりケイタイ学校に置いて帰っちゃったみたいでっ」
あはー、笑う春に夏香はええ、と思う。
「もう!ダメじゃん気を付けなきゃっ」
「大丈夫大丈夫、美術準備室にあるから!たぶん!」
「たぶんって……もう」
上履きに履き替え、4階までの階段をのぼる。途中、準備室に寄るつもりでいたのだけれど、踊り場に立っていた生活指導の田中先生が「ほらほらもう本鈴鳴るぞー遅刻だぞー」とどやすので、仕方なしに教室に向かった。
「田中のアホ」
春が呟くと、夏香があとで取りに行けばいいじゃんとなだめた。
遅刻1分前。
教室の中に入ると、透夜の姿は無かった。
「あ、春。昨日メール返ってこなかったけど気付いてた?」
「あー、ごめんねぇ夏香。私うっかりケイタイ学校に置いて帰っちゃったみたいでっ」
あはー、笑う春に夏香はええ、と思う。
「もう!ダメじゃん気を付けなきゃっ」
「大丈夫大丈夫、美術準備室にあるから!たぶん!」
「たぶんって……もう」
上履きに履き替え、4階までの階段をのぼる。途中、準備室に寄るつもりでいたのだけれど、踊り場に立っていた生活指導の田中先生が「ほらほらもう本鈴鳴るぞー遅刻だぞー」とどやすので、仕方なしに教室に向かった。
「田中のアホ」
春が呟くと、夏香があとで取りに行けばいいじゃんとなだめた。
遅刻1分前。
教室の中に入ると、透夜の姿は無かった。