スプリング×ラブ!
「……は?」
『あっやばっ口滑ったっ!じゃ、また明日学校でねぇ!』

慌てた様子で一方的に電話が切られた。彼はしばらくケイタイを耳に当てたまま、『ツーツー』という音を聞いていた。

「………なんだよそれ」






「危なかったぁ!気付いてないよね?平気だよね!」

春はケイタイを両手で握りしめて、ふぅと息を吐いた。ドキドキと心臓がなっているのがわかる。

(「せっかく亜依ちゃんが頼ってくれたんだから、台無しにしちゃね!」)

うんうんとまた2回頷いて、夕飯作んなきゃ、と1回のキッチンにおりた。




< 79 / 119 >

この作品をシェア

pagetop