【短】溺愛ショコラ
ピンポンッピンポンっ…ピピピピピンポンッッ
今度は何回も早押しでインターホンを押してみる。
シーン……
それでも、帰ってきたのは無言。
クソ、またまたか。
ドンドンッ
「先生!私、宮野です!開けてください!」
今度は、直接玄関をたたいた。
すると――…
ガチャッ
小さく開いた玄関の扉。
やっと中に入れる、そう思った瞬間――
『待ってたわよ!茉子ちゃぁーんっ』
ガバッ
「っ!?ちょっ…先生!?」
中から人が飛び出た次の瞬間には、私は抱きつかれていたのだった。