友達の延長線

そんな学校生活が終わり、終業式。

これでリューとも少しは会えないかな?

なーんて思っていたら、リューから
【予定を教えて】
とLINEが来ている。

え、席隣なのに……?

あたしは少し笑みを漏らす。

「予定はないよ」

あたしは既読をして、隣のリューに話しかける。

「……え、」

驚き顔で見つめられる。

「LINE」

「あ、嗚呼っ」

あたしは少し頰を膨らます。

そしたら苦笑い。

「まさか直接返ってくるとは思わなかった」

「隣なのにって感じだね」

「ユカー!一緒に海行かなーい?」

リューとの間に割り込んできたのは実良。

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