友達の延長線
乗り気ではなさそうに顔。
無理矢理連れてこられました、と言わんばかり……笑
雰囲気はきっとミステリアスな感じで少し近寄り難いイメージ。
「よし、遊ぼーぜ!」
冬樹さんの言葉に実良はノリノリ。
あたしはパラソルの下でその仲よさそうなのを眺めていた。
あんまり乗り気ではなかったけど、実良があんなに嬉しそうならいーのかな?
あたしは微笑ましくそんな二人を見ていると……。
「ユカちゃん?」
「……ソウ君?」
あたしは少し記憶を辿りながら、名前を呼ぶ。
「ユカちゃんは遊ばないの?」
パラソルに体を滑り込ませるソウ君。
「うーん?別に付き添いだしね…実良嬉しそうならいーのかな」
あたしはソウ君に笑顔を向ける。
「っ……そっか」
一瞬戸惑いを見せたが、明るく笑う。
「実良ちゃんのこと好きなんだよ」
ニコニコと暴露するソウ君。