友達の延長線

再開の保健室


「……ん」

あたしは鈍い痛みに目を開ける。

そこは真っ白な部屋で…。

あれ?

ココどこだろ?

「あ、起きた?」

女の人がニコリと微笑む。

「あ、たし…」

「大丈夫よ。重度の貧血だったけど」

「やっぱりか」

あたしは掠れた声で呟いた。

「ありがとうございました」

あたしはベットの上で頭を下げる。

「延野さんよね?」

「えっ」

ガラッと開いたドア。

「先生、覚ましました?」

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