【完結】ただ1つ。
《遠慮しないで、過去のことだから!
だから、これからもたくさん話聞かせて、ね?
本当に気にしないでね》
こんな風に言う自分を見るのは嫌でした。
すごく惨めに思いました。
この子は、特別仲がいい程じゃない
どちらかといえば単なるクラスメート
なのに、なのに。
どうしてこんなに取り入ったのでしょう────?
《ありがとう!主ちゃん最高すぎるよ!》
…そんな事無いよ。
私は周りを気にして結局想いを伝えられなかった弱虫だもん。
意気地なしもほどほどに、だよ。
そんな事をもう送る気にもなれなかった私は一言送ってやめにしました。
《ありがとう。また今度話そうね》
と。