イマドキ恋愛事情
気がつけば、もう0時を過ぎていた
『なつは好きな人いんのー?』
何気ない問いだった
『んー、秘密』
『なんだよそれ笑』
『じゃあ、恭介は?』
『教えるわけねーだろ』
『あ。わかった!沙月ちゃんでしょ?』
『ちげーよ笑』
『宮野さん?詩帆?』
『違う』
『えー誰?どんな子が好きなの?』
『んー、なつみたいな子とか』
…は?え?何言ってんだ?
『やっぱなんでもねー』
『ちょっと待て笑』
『あのー満更でもないけど、』
『それってどーゆー意味?』
『嫌じゃないってこと!』
『え、じゃあ付き合う?』
『えっと、お願いします』
時計は既に2時を指している