ヒーローな俺が倒したり、恋愛したりしてみるハイパーな物語。
(………ん?)
何時間たったのだろう?
目をあけると光ひとつない真っ暗な世界がひとがっている。
ここが死後の世界なのか。
コツコツコツ。
ヒールの靴で歩いているような足音が聞こえる。
コツコツコツ。
段々と近づいてくるのはわかるのだが、どこから音が聞こえてるかもわからなければ、どこからこちらに歩いてきているのかもわからない。
「誰か、いるんですか〜」
まださっきの恐怖が抜けていないのか、声がかすれてしまった。
咳払いをしてもう一回、
「誰か、いるんですか〜」
……… … ……(シーン)
さっきの足音はなんだったんだ?
あたりを見回す。……!
「!」
驚いてしまい声もでなかった。なんと、後ろを向いた瞬間に今までいなかったはずの人が立っていたのだ。
白のローブにズボンと白い仮面。全身が白いこいつは真っ暗の世界で、とても目立っていた。
『…ぃ……い…おい!』
呼ばれているのは俺か?自分を指差す。
『お前しかいないだろう。』
やっぱり、俺かでもなんのようだ?
『はっはっは!”なんのようだ?”みたいな顔しおってw』
「何がようなんだ?」
なんか、めんどくさいやつだなと思いつつ問う。
『おっと、失礼。あまりにも面白くてな。…クフッw まぁ、誘っく本題にいくぞ、質問の答えだが……』
そのあとに白仮面野郎はとてつもないことをいった。
その次からの言葉はあまり覚えていない。
だが、はっきりとしてることはある。
俺は生き返ることができる。それも、元の世界に、人間として。
しかし、条件付き
①生き返っても、氷石 翔(俺)は地球上に存在しなかったことになる。
②俺はヒーローとして生きる。(怪物を倒しまくるらしい)
こんな感じ、他にも特殊能力をもらった。結構かっこいいんだぜ!
白仮面野郎が言った言葉。
『お前は今日からヒーローだ!』
この言葉を嘘半分で聞いてた俺は、あとからとてつもない事件にまきこませていくことになる。ヒーロー、そう、俺は今日から…
ヒーローになった。