Twinz
1
華
「華、おはよう!学校遅れるで!」
今日も双子の姉の雛(ひな)の声で目が覚める。
こうして、私 高野華の1日が始まる。
私は朝弱くて雛は早起きさん。
双子でもこんなに性格が違う。(笑)
私は雛がおらんと絶対毎日遅刻せずに学校に行けてないと思う。
まだ眠いからダラダラと準備してるといつものように雛の雷が落ちてくる。
毎日と変わらない朝。
雛と2人並んで家を出るとちょうど隣の幼馴染み達も学校に行くところみたいで、
「「おはよう」」
雛と私が同時に言う。
気あうやんって、2人で顔を見合わせて笑う。
「「よお。」」
あっちの双子も気が合うみたい。笑
隣の高宮家に住んでいる幼馴染みってのも
これまた双子で、兄の司と、弟の要。
生まれたときから一緒で昔からずっと四人べったり。
高校も同じとこに通っている。
「かな、ネクタイ曲がってるで(笑)」
「え?嘘!ほんまや(笑)」
雛が要のネクタイをなおしてあげている。
昔から、雛と要は仲がいい。
っていうか、2人はきっと両想い。
だから、私と司は昔からおじゃま虫(笑)
「何してんの、華。置いてくで。」
「つー、待って!」
優しい司はいつもゆっくりさんな私に合わせてくれる。
司はどっちかっていうとクール系で
要は元気な感じ。
2人とも頭も良いし、顔も良い。
さらに背が高い。
2人は常に女の子の注目の的。
雛は雛ですっごい美人やし、優しいし、
スタイルも良くてめっちゃくちゃモテる。
私の自慢の片割れと幼馴染み。笑
ひ「もうすぐテストやね。」
か「そやなぁ。また一緒に勉強する?」
ひ「するする!今日家いくわ!」
雛と要はテスト期間いつも一緒に勉強してる。
つ「また一緒に勉強するんやて。笑」
司が呆れたように笑う。
は「仲良いよな、ほんま。笑」
つ「でもどうせついでにお前も来るんやろ?笑」
司が私の頭をぽんぽんってする。
私はこの司のあったかいおっきい手が好き。
昔からこれされると安心する。
は「行ったら勉強教えてくれる?」
つ「いつものことやからな。笑」
は「んじゃ行く!笑」
つ「はいはい。笑」