Darkness love1
『タクは、私で良いの?』


タクは一瞬ポカンとした顔になり、すぐに優しく微笑む。


『不安なわけ?』 
 

口調は、いつも通り意地悪な言い方。


『うん…、すごく不安』


あなたと私とじゃ釣り合わない。


中学生と高校生。


学校で会うことなどできない。


今年は私も受験生。


だから、会う機会が減ってしまう。

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