Darkness love1
なんてね。


毎日願ってた。


ジン、リュウ、助けてって。


けど来てくれることはなかった。


もしかしたら私のこと探してないのかもしれない。


本当に私って都合が良いヤツだ。


来て欲しくないって、危険な目にあって欲しくないって思ってるくせに、助けに来て欲しいって思ってるんだ。



ぐるぐるする。


二つの思考が私の頭を回る回る。


『プルルルルルッ』


電話が鳴る。


タクが携帯を持つのが視界に映る。


電話にでて、フッと笑ったタク。


「場所は、龍火の倉庫だろ?今行く」


そう言って電話を切り、こちらを向いてたタクの顔を見て、私は驚いた。


だって…満面の笑みを貼り付けていたから。


「いい子にして、待ってろよ?」


高らかに笑うタクは家から出ていった。


携帯を忘れていったことも気づかずに。

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