Darkness love1
どうすっかな。


「俺は一番最後に出るよ。鬼龍の総長さんが疲れたところを狙ってね」


アイツはまともにやって勝てる相手じゃない。


いや、総長だけじゃない。


副総長もだ。


「おい、ケント」

 
俺は幹部である、一人を呼ぶ。


「なんだ?」 


不思議そうに出て来た、ケント。


「お前も俺と一緒に待機だ。立花の方を頼んだぞ?」


俺の言葉に、ケントはニヤリと笑う。


「おう、大丈夫だ。まかせとけよ!」


俺とケントは、入口とは逆方向に進んでいく。


< 205 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop