Darkness love1
『バンッ!!』


倉庫に大きな衝撃が走る。

 
「来たか…」


扉をぶっ壊しての登場なんて、随分派手じゃねぇか。


「タク、飛ばしすぎんなよ?」


さっきまで悲しそうに笑ってたくせに、今では楽しそうに笑うケント。


「わかってる。お前もだぜ?」


俺も楽しみで仕方なかった。


倒せば俺らが全国一位だ。


しかし、さすが鬼龍。


それでも、龍火も負けてはいない。


どっこいどっこいって所か。


龍火が一人消えれば、鬼龍も一人消える。


あっという間だった。


両者が倒れるのが。


最後まで残ったのは、もちろん鬼龍の総長さんと副総長さん。

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