Darkness love1
「早く早く~!」


「ちょっ!」


リュウは、私の腕をひいて車の方へと向かう。


「私、行くなんていってない!」


何こいつ!


勝手すぎるよ!


「うん。でも、お茶したいから。」


なんていって、ニコッと笑うリュウ。


はぁ?私の意見は無視?


私に拒否権はないってこと?


「あのっ、用事がっ…「あるわけないだろ~?」


あるっていおうとしてたんだけど…


「でもっ、ホントにもう帰るんでっ!」


「うるせぇな。早く乗れよ。」


今までずっと黙っていたジンが口を開いた。


今更だけど、ジンの髪は真っ黒。


瞳も真っ黒で…。


顔なんて、リュウよりも整っていて…。


そして何より、私を見る瞳が冷たい。
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