Darkness love1
冷たく言い放ち、私はスーパーの中へと入った。


そして、迷わず“ある物”が売っている所まで行き、少し迷った後その中でも、一番目立つ“ある物”を手にした。


「ありがとうございましたー」


店員さんの声を後ろに、スーパーから出て、リュウの元へと戻った。


「あ、サキちゃん。何買ったんだよ?」


リュウの問い掛けに、私は少し微笑んで見せた。


すると、リュウの顔はキョトンとした顔になる。


そんなリュウのマヌケ顔を見て、私は足を前に出す。


「おいっ、サキちゃん待てよ!」


リュウの声が聞こえるけど、気にしない。


私は、手元の袋を見て、思わず顔を緩めた。


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