Darkness love1
それでも、何も言わない私に痺れを利かし、ジンは右肩を掴み、私の体の向きを変えた。


そして


「っ...!ふぁ...っ...」


甘くて深いキスを落とした。


私が声を漏らしてもお構い無し。


「ちょっ...ジ、ン...」


喋れば、喋るなと言わんばかりに、キスを深くする。


酸素を求めるのに必死で、涙なんてとっくに止まっていた。


どれくらいそうしてたのだろうか。


十分だったか、もしくは一時間か。


それも分からないくらい、深くて苦しかった。


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