Darkness love1
「さっきからそればっかり」


リュウは少し呆れた顔をした。


「学校なら、休みの電話入れといたよ」


「え、嘘!?ありがとう」


私はニコッと笑いかけた。


リュウは、私の顔をみて固まった。


「サキちゃんてさぁ、なんで眼鏡してんの?」


「え?なんで?」


「だってさぁ、眼鏡ないとめちゃくちゃ可愛くね?」


「眼鏡外してる顔、寝顔しか見てないけどね?」といいながら笑うリュウを見て
、私も自然と笑顔になる。


でも、やっぱり可愛いなんて単語とか、言われなれてないから少し恥ずかしくなる。


「…ありがと」


私がボソッと言うとリュウはブハッと吹き出した。


「どーいたしまして?」
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