Darkness love1
ジンが私の電話に出るかは、賭けだ。

男達にバレないように画面と男達を交互に見ながら、確認する。


すると、男達が話し合いを止めたと同時に、画面が通話中に変わった。


私は、急いでスカートのポケットの中へとスマホをいれる。 


「さて、じゃあ話し合いの結果で俺からになったから…ね?」


「や、やだ!来ないで!」


もうっ!


なんで!?


なんで…私がこんな目に合わなきゃいけないの…?


『ズキッ』


「イタッ」


急に、ガンガンと頭が痛み出す。


私は頭を抱え込み、その場にうずくまる。


頭に、知らない記憶が流れ込んで来る。
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