Darkness love1
「ジンっ!」


私は、急いでジンのところへと走っていく。


突進してきた私を見て、フッと笑いをこぼす。


私は、勢いよくジンに抱きつく。


そんな私を、ジンは片手で受け止める。


「ジンっ…!ジン…っ…」


「あぁ」


「こわ、怖かったっ…!」


「あぁ」


「またあの時みたいになるかと思ったっ…!」


「あの時…?」 


ジンは、眉をひそめて私を見た。


「…え?」


自分でも、なんであの時なんて言ったのかわからない。
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