Darkness love1
確かにお腹には、キズがある。


だけど、いつ、どこでできたものかなんて知らない。


どう答えていいのか分からず黙っていると、


「ごめんね?こんな事聞かれて嫌だったでしょ。私ったら無神経なこと聞いちゃって…本当にごめんなさい」


「い、いえっ!ツバサさんは全然悪くないですから…」


「でも…」


「大丈夫です!」


私がそう言うと、安心したように笑い軽い健診をして、病室を出て行った。


「…暇…」


一人になり、つまらなくなった私は、ポツリと言葉をこぼした。


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