あなたに逢えてよかった。~叶え、夢~
夏帆「遠哉…私も…やり直したい…。」
遠哉「本当にか…?」
夏帆「うん…。本当だよ。」
遠哉「じゃあ…やり直すこと…できるんだな…。」
遠哉の目にはうっすら涙が貯まっていた。
ごめんね…遠哉…。ここまで遠哉に思い荷物を背負わせてしまって…。
夏帆「遠哉はいつ退院なの?」
遠哉「退院?…えっと…明日だったとおもう。」
夏帆「明日…彼方さんに会いにいってもいい?」
私…決めたんだ。付き合ってることを隠さずに、全て言おうと思う。
遠哉「わかった…。一緒に行こう…。」
夏帆「うん。…じゃあ…私、もう帰るね?また明日…病院に来るから。」
遠哉「あぁ…わかった。」
私は静かに病室から出た。
これで…過去に終止符をつけることができたよね?