あなたに逢えてよかった。~叶え、夢~
俺達は混乱しながらも親父の話を聞いた。
カエデ「私達は、あなた達を試したの。夏帆ちゃんはどっちを最終的に選ぶのかって。」
彼方「最初…夏帆ちゃんが連れてきたのは遠哉だった。勿論二人が付き合ってることを嬉しく思っていたよ。そして…夏帆ちゃんに本当に答えをだしてもらうために…遠哉に別れろと強く言った。二人を一度離したらまた二人は戻るのかと…試したんだ。」
夏帆「そ、んな…。」
なんだ…それ…。意味わかんねぇ…。
彼方「すまない!特に夏帆ちゃん…。君がそこまで思い詰めていて…遠哉の事を好きだとは…。わからなかった…。どうか…許してほしい…。」
親父は…めったに謝らないのに…子供の俺達に頭を下げていた…。
夏帆「ちょっ…。あ、頭あげてくださいっっ!!もういいんですよ!こうやって…遠哉の隣に今いられてる…それだけでいいんです…。私は大丈夫です…。遠哉の方が…ずっと辛かったと思います…。」
夏帆…。ありがとな…。