あなたに逢えてよかった。~叶え、夢~
悠哉「そうか…。それでさ、その時夏帆と遠哉…付き合ってただろ…?」
夏帆「(コクン)」
私と遠哉は…正真正銘付き合ってた…。あの日、別れを告げられるまでは…ね。
悠哉「付き合ってる事…実は親父も湊さんも知ってたんだよ…。」
夏帆「?!」
なんで…。嘘でしょ…?
悠哉「親父はそれを見て…遠哉に言った。《今すぐ別れろ》って。」
夏帆「…。」
悠哉「それでさ、遠哉は反論したわけ。でも最終的に…親父は…夏帆…お前に危害を加えても知らないぞって言って…遠哉を追い詰めたんだ…。そして…お前に別れを告げたんだ…。」
う、そ…な、んで…?
誰か…誰か嘘って言ってよ…。
遠哉は何も悪くなかったのに…私は…遠哉に会うことを避けちゃった…。
悠哉「だから…遠哉はお前を捨ててなんかいないんだよ…。」